【ご報告】「みちのく潮風トレイル1000kmのみんなで集まる会in大船渡」に参加しました。
2026年1月18日~19日岩手県大船渡市綾綾姫ホールにて開催された「みちのく潮風トレイル1000kmのみんなで集まる会in大船渡」にJATOスタッフが参加しました。

青森県八戸市蕪島から福島県相馬市松川浦まで1000kmに渡って続く「みちのく潮風トレイル」。東日本大震災復興のシンボルとして三陸海岸をつなぐ架け橋とするべく環境省主導のもと開通した独特なトレイルは、人が歩くことで地域とつながり、それぞれの想い出や新しい関係が生まれ、それが東北の復興にもつながっていく希望の道です。
各地でトレイルに関する事業を営む観光DMO、DMCや実際に歩いているハイカー個人、地域で暮らす方々141名が集まりディスカッションし内省したイベントは大変な盛り上がり。笑いあり涙ありの素晴らしいイベントでした。
会場となった大船渡の地は2025年2月~4月に発生した大規模な森林火災によりおよそ2900ヘクタール(東京ドーム690個分)の森林が焼け落ちた場所。延焼により立ち枯れた木々がいつ倒れるかわからない危険木になってしまったというショッキングなレポートからはじまった今回のイベント。この木々が延焼地域に広く存在する点、トレイルの道々にあった場合どう対応するのか、大きな課題です。

JATO会員でもある奥ジャパン株式会社の白木ツアープロダクトマネージャーから「セルフガイド」で歩く旅のスタイルの現状について基調講演のあと、約40団体から1団体3分のプレゼンタイム。JATOからも事業紹介とアドベンチャーツーリズム・アカデミー、東北を舞台にした地域版ATA構想についてご紹介。興味があると何名かの方からコメントいただき、大変ありがたい反応でした。

※JATOからのプレゼン
夜は大船渡温泉での懇親会。大船渡名物のカジキマグロの兜焼きや訪日客向けに開発されたタラのフィッシュアンドチップスなど、美味しい料理とコミュニケーションで大変盛り上がりました。

翌朝は海を眺めながら温泉に入った後、ロビーにてポスターセッション。貼られたポスターについて各署で車座になり説明するもので、地域の民宿やガイドなど地域の取り組みについて具体的に説明いただき、積極的に質疑応答が行われていました。熊野古道の宿が取れないことからMCTに訪日客が流れてきている、という現状が紹介されました。
午後はあらかじめエントリしていたワークショップへ。セクションハイカーを増やすにはどうしたらいいかというテーマでは個人ハイカーの方から宿泊場所手配が難しいためネットカフェに泊まることもあるなど、リアルな歩き方についてみんな感心しきりでした。

クロージングセッションは一般社団法人トレイルブレイズハイキング研究所所長であり長距離ハイカーである長谷川晋氏による熱い想いの共有。通り過ぎる旅人だからこそ震災で傷ついた地域の人たちの痛みを聞くことが出来る。歩くことで今の自分からより良い自分へ。道はそれ自体だけであれば単なる道でしかなく、人が歩くことで「トレイル」になる。単なる1本の道が人と地域がつながり次に向かって歩いていく象徴になっていることを知ることができました。話しながら感極まる長谷川さんの姿に思わずもらい泣きしてしまいました。
最後にトレイル憲章の共有があり、2日間に渡るイベントはクローズ。

地域で汗をかいている事業者の方々の熱い想いに直で触れることが出来た素晴らしいイベントでした。また、東北にたくさんの仲間が出来ました。JATOも東北のために出来ることを考え実行に移して参ります。
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